Binanceのトレード日誌

FOQUSは、Binanceの先物口座のトレード日誌を自動でつけます。USDⓈ-Mのポジションはすべて手入力なしで記録され、手数料、資金調達料、損切りの履歴も残ります。必要なのは、Enable Readingの1か所だけにチェックを入れたAPIキーです。取引できるキーは受け付けません。日誌はずっと無料です。

FOQUSがBinanceから記録するもの

FOQUSはUSDⓈ-M先物口座を読み取ります。対象はUSDTとUSDCで決済される無期限契約で、BTCUSDTやBTCUSDCなどです。ポジションは建てた瞬間に日誌に表示され、損益、損切り、保有時間はリアルタイムで更新されます。

項目FOQUSでの表示
約定すべての買いと売り:価格、数量、手数料
損切りと利確設定、削除、発動。移動は「削除」と新しい価格として表示
資金調達料ポジション保有中に受け取った、または支払ったすべての支払い
ロスカットトレードのタイムライン上の独立したイベント
エントリーの指値注文発注、変更、キャンセル
エントリー前の口座エントリー時点の残高、有効証拠金、ほかのポジション
市場のスナップショット5分、1時間、24時間の価格変化と出来高、RSI、資金調達率、未決済建玉
板の記録エントリー、追加エントリー、一部決済、決済のそれぞれ前後1分間。Binanceの板そのもの

実際のトレードでどう見えるか、私の公開日誌から例を挙げます。MARSCOINUSDTのロングで、レバレッジは4倍です。2026年9月4日21:34:08(UTC)にエントリーし、21:56:34に追加エントリー、9月5日00:36:45(UTC)に損切りで決済しました。エントリー、追加エントリー、決済は3つの注文で、手数料はそれぞれ37.60、10.81、46.73 USDT、合計95.14 USDTです。保有中の資金調達料は−47.64 USDTでした。値動きによる損益は−3,375.07 USDT、手数料と資金調達料を含めると−3,517.85 USDTです。私はどれも手入力していません。

FOQUSのトレードページ:BinanceのMARSCOIN/USDTロング、レバレッジ4倍、結果−3,518 USDT。実現損益−3,375、手数料−95.14、資金調達料−47.64、最大含み損−3,518、最大含み益+7,531。チャートにエントリー、損切り、決済
著者の公開日誌から、Binance USDⓈ-Mのトレード(2026年9月4〜5日)。画面はロシア語表示のアプリです(英語にも対応)。スクリーンショットの時刻はUTC+2、本文の時刻はUTCです。

スクリーンショットの最大含み損と最大含み益が、このトレードのMAEとMFEにあたります。保有中に記録した含み損と含み益の最大値です。これを使って損切りと決済を検証する方法は、同じトレードを例にMAEとMFEのガイドで解説しています。

手数料をBNBで支払った場合も、FOQUSが自動でUSDTに換算します。約定の直前に確定した1分足のBinanceのBNBUSDT価格を使うので、この手数料もトレードの結果に含まれます。

無料プランには1日10回の板の記録が含まれます。1回の記録には先物の板が入り、そのコインに現物市場があれば、同じコインの現物の板も並べて記録されます。

Binanceで読み取り専用APIキーを作成する方法

BinanceがAPIキーを発行するのは、2段階認証を有効にし、本人確認を済ませたアカウントです。また、現物ウォレットに一度は入金している必要があります(金額は問いません)。

  1. Binanceのウェブサイトでプロフィールアイコン → Account(アカウント)→ API Management(API管理)→ Create API(API作成)をクリックします。アプリではBinance Proに切り替え、More(もっと表示)→ Other(その他)セクション → API Management(API管理)を開きます。
  2. System generated(システム生成APIキー)を選びます。Self-generated(自己生成APIキー、Ed25519またはRSA)は使えません。FOQUSはシステム生成キーのシークレットでリクエストに署名するためです。
  3. キーに名前(例:FOQUS)を付け、2段階認証またはパスキーで確認します。
  4. API KeyとSecret Keyをコピーします。Secret Keyが表示されるのは一度だけで、その後は隠されます。
  5. キーの権限を確認します。チェックが入っているのはEnable Readingだけにしてください。取引、出金、振替はオフのままにします。
  6. IPアクセス制限は設定しないでください。FOQUSはアドレスの一覧を公開しておらず、複数のアドレスからBinanceに接続します。なお、BinanceはIP制限のないシステム生成キーにEnable Reading以外の権限を与えません。このルールは2023年1月30日から適用されています。
  7. FOQUSのアカウントを作成し、Connect your own account(自分のアカウントを接続)でBinanceを選びます。キーとシークレットを貼り付け、Connect exchange(取引所を接続)をクリックします。

上記の名称はBinanceの英語版サイトのもので、括弧内は日本語版ヘルプの表記です。ほかの言語やアプリでは表示が異なる場合があります。3つの取引所の読み取り専用キーについては、読み取り専用APIキーのガイドをご覧ください。

FOQUSがBinanceのキーを確認する方法

FOQUSはまず、apiRestrictionsリクエストでキーの権限をBinanceに問い合わせます。キーが通るのは、読み取りがオンで、9つの書き込み権限がすべてオフの場合だけです。9つとは、出金、2種類の振替、4種類の取引(現物・マージン、マージン、先物、ポートフォリオマージン)、オプション、FIX経由の取引です。条件を満たさないキーは保存されません。次にFOQUSは口座のモードを確認します。ポートフォリオマージン口座にはまだ対応しておらず(Binanceはその注文と履歴を別のAPIで提供しています)、このキーも保存されません。続いてFOQUSは、口座を識別するために口座のBTC入金アドレスを読み取り、接続前から保有していたポジションも読み取ります。これらのポジションは日誌に含めません。

FOQUSによるBinanceキーの確認:apiRestrictionsリクエスト、Enable Readingがオン、9つの書き込み権限がオフ、ポートフォリオマージンでない口座、まだ接続されていない口座。拒否ごとに接続画面の文言を表示
FOQUSのコードが実行する順に並べたチェック。右側は接続画面に表示される文言です。
  • FOQUSは読み取るだけです。 キーを使って約定、注文、ポジション、手数料、資金調達料を取得します。読み取りのほかにキーを使うリクエストは2つあり、口座のデータストリームの開始と更新です。どれも注文ではありません。
  • 保存されるもの。 APIキーとシークレットです。シークレットは暗号化して保存します。
  • 接続の解除。 FOQUSでこのアカウントを削除すると、そのトレードも一緒に削除されます。キー自体はBinanceのAPI Management(API管理)で削除してください。

FOQUSがBinanceで見ないもの

  • ほかの商品。 現物とマージン取引、コイン建てのCOIN-M先物、満期のある四半期契約、オプションは日誌に含まれません。
  • 接続前の履歴。 トレードを振り返るには情報が足りません。Binanceの口座履歴には板がなく、約定せずにキャンセルされた損切り注文は3日を過ぎると返されなくなります。そのためFOQUSは、接続したその時から各トレードを自ら記録します。それ以前に建てたポジションは、後で決済しても日誌に含まれません。
  • Binanceの名を持つほかの取引所。 FOQUSが接続するのはbinance.comのホスト(api、fapi、fstream)だけです。Binance.USなど、別に運営されているBinanceの取引所のキーは使えません。
  • あなたの判断の理由。 セットアップ、計画、ミスは取引所にはわかりません。それらはタグとメモで記録します。トレードに何を書き足すかは、トレード日誌のつけ方で紹介しています。

次のポジションのサイズは、損切りに合わせてポジションサイズ計算ツールで計算できます。手作業で日誌をつけるなら、ExcelとGoogleスプレッドシート用のトレード日誌テンプレートをどうぞ。Bybit、OKX、MetaTrader 5の口座も、それぞれの方法で接続できます:Bybit、OKX、MetaTrader 5。日誌選びで迷っているなら、FOQUSとTraderMake.Moneyの比較(英語)をご覧ください。

Binanceのトレード日誌:よくある質問

FOQUSが先物を見るのにEnable Futuresは必要ですか?

いいえ。Enable Futuresは先物を取引する権限で、閲覧する権限ではありません。先物口座はEnable Readingだけで読み取れます。FOQUSはEnable Futuresがオンのキーを受け付けません。

Binanceの過去の履歴は取り込まれますか?

いいえ、意図的にそうしています。過去の履歴はトレードを振り返るには情報が足りません。板がなく、約定せずにキャンセルされた損切り注文は3日を過ぎると返されなくなります。FOQUSは接続したその時から各トレードを自ら記録します。損切り、口座と市場のスナップショット、約定前後の板まで残ります。過去のトレードはBinanceの履歴に残ります。

「The key is not read-only」とはどういう意味ですか?

キーが読み取り専用ではない、つまりEnable Reading以外にもオンになっている権限があるという意味です。API Managementでキーを開き、余分なチェックを外してから、もう一度接続してください。「The key has no read access」(キーに読み取り権限がありません)と表示された場合は、Enable Readingをオンにします。

FOQUSに「Binance rejected the key」と表示されるのはなぜですか?

Binanceがキーとシークレットの組み合わせを受け付けなかった、という意味です。両方を最後までコピーしたか、キーが削除されていないかを確認してください。キーはbinance.comで作成したシステム生成キーである必要があります。Self-generatedのキーやBinance.USのキーは使えません。

Binanceのアカウントを複数接続できますか?

はい。アカウントごとに別のキーを使い、接続できるアカウントの数に上限はありません。同じアカウントを2回接続することはできません。FOQUSは別のキーでも同じアカウントだと識別し、「This exchange account is already connected」(この取引所アカウントはすでに接続されています)と表示します。

出典

ほかの取引所・ブローカー向けのトレード日誌